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コラム

カオリンとモンモリロナイトの違いとは?

Update 2018.06.18

カオリンとモンモリロナイトの違いとは?

クレイと聞くと、「なんとなく肌によさそう、体によさそう」「でもよくわからない」そんなイメージの人も多いかと思います。しかしみなさん「美容」という連想はされるようになってきました。

粘土科学研究所が創業当時の30年以上前は「クレイ」といっても全く分かってもらえず、「粘土です」というと「粘土細工の粘土が肌にいいの!?」とそこから始めなくてはならず。ウチの会社にはいい時代になりました…

閑話休題。

そのモンモリロナイト以外にもスキンケアにはいくつかの種類の粘土(クレイ)がよく使われています。その中でも今回は「モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」でも使用されている「カオリン」のお話です。

◆カオリンの特徴は?

カオリンとはどんなものでしょうか?
化粧品として使うカオリンは粉の状態で仕入れます。
その粉を見てみましょう。
出してみるととしてはこんな感じ。
けっこう白いですね。

対するモンモリロナイトはちょっと緑がかってます。

並べると色の違いがハッキリと。

指で触ると粒子の違いがわかります。

カオリンは粒子が粗く

モンモリロナイトの方がキメが細かい感じ

お水をちょっと入れます。

モンモリロナイトが奥までしみていかないのに対し

カオリンは底までスーッと染みていきます。

これは抱きかかえられるお水の量の違いです。カオリンはお水を抱えられる量の限界をすぐに超えてしまい、奥まで染み込んでいきました。モンモリロナイトはまだまだお水を抱え込むことができるので深くまで染み込んでいかず、表面でお水を受け止めています。

手のひらに塗ってみます。
モンモリロナイトはダマダマになっているのでお水がしっかり届いているところはクリーム状に、お水が届いていないところは粉がまだ残っている様子。

対するカオリンは
白くてきれいなお水という感じ。さらさらです。

◆カオリンを触ってみて

カオリンも粘土なので、水を抱きかかえるちから、ヴェールを張ってくれる皮膜感もちからもありました。
しかしながら水を加えた状態はモンモリロナイトに比べると粘り気がなくサラサラです。
水を含んで膨らむ力はモンモリロナイトに軍配が上がります。

しっとり感や保湿感はモンモリロナイト、きれいな色やさらっとした感じはカオリンという感じでしょうか。

◆カオリンおすすめの用途は?

カオリンは粘り気がないので、お水に混ぜるのはとっても簡単です。
サラサラで滑らか、白くてキレイなカオリン水になります。

これにオイルやはちみつなどを混ぜて、お肌に塗ったりもできそうですね。
家庭でかんたんな手作りクレイパックができそうです。

モンモリロナイトはすぐにダマダマになってしまうのでまずきれいに混ぜるのが大変です。
家庭でへらなどを使うだけでは少し難しいです。(KURUMUでは特殊な機械を使って混ぜています。)

カオリンは熱に強いことから陶芸用の土としてよく使われています。

昔こんな話をモンモリロナイトの原料メーカーの方から聞いたことがあります。
山に自ら土を採りに行く陶芸家がいたそうです。彼は毎日陶芸にするのに「いい粘土」を探して山を歩き回って粘土を採るそうです。その時にいい粘土を見分ける「コツ」があるそうです。それはイノシシの巣。イノシシは山に巣を作るのですが、彼らが住んでいる巣の下にはいい粘土があって、陶芸に使うととてもよい作品ができるそうです。

寝心地のよい粘土と陶芸によい粘土が一緒なのは意外でしたが、「よい」粘土は動物が本能的に知っているのですね。
陶芸によく使われるのは熱に強いカオリンです。この陶芸家の方が探しているのもカオリンが多く含まれる粘土なのかもしれないですね。

◆KURUMUでのカオリンの利用法は?

KURUMUでは「モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」「モイスチャーマスク」に入っています。吸着して汚れを落とすちからはモンモリロナイトに譲るのですが、白くてきれいなこと、混ぜるとサラサラになることの特徴のために配合しています。

ちなみにモンモリロナイトと銀と水の歯みがきを開発するときに試しに食べてみるとカオリンはモンモリロナイトと比べるとちょっと甘いです。(よいこはマネしないでね)

モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」は、味、クレイの吸着して汚れを落とすちから、きれいな色、なめらかな質感など、モンモリロナイトとカオリンのバランスが大切です。何度も何度も試作を繰り返してできた歯みがきです。

そのバランスを試行錯誤した結果、おいしくないけど刺激もない自然な味、みるみる汚れが落ちる不思議な感覚、歯みがき終わりの歯のツルツル感が実感できる。そんな歯みがきができました。