美肌の効能効果もわかるようになる!温泉分析書の読み方とは?

最近何度も書いている温泉ブログ。
モンモリロナイトと関係が深い話や美肌の湯の泉質についてのお話などなど。

美肌になる泉質は「塩化物泉」や「炭酸水素塩泉」だった!

美肌になる泉質はわかったけれど、大体泉質ってどこを見れば書いてあるの?

泉質ってそもそもなーに?

今回は「泉質」で見分けるお肌や体に与えてくれる効能を読み解くコツとは?

そんなお話。

塩化物泉や硫酸塩泉など種類がたくさんの温泉とは?その定義は?

温泉分析書のお話の前に、まず温泉とはどんな定義で「温泉」となるのでしょうか?

日本には温泉法と言われる法律があります。そこで定めた定義に当てはまるものを温泉としています。
その温泉の定義はざっくりいうと。

温かいお湯であること
成分が決まった量入っていること
どっちかを満たしていることのみ。

もう少し詳しく説明すると…。

① 温かいお湯であるというのはもちろん「温泉法」で決まっているので、なんとなく温かいから温泉!ってわけではありません。(当たり前ですが…)
その決まりは源泉の温度が25℃以上であることです。
これを満たしていれば「温泉」と名乗れます。

温泉と言えば健康によさそうな成分がたっぷりで温かいお湯というイメージですが、この25℃以上というのは意外と簡単な数字です。
というのも、地下をどんどん掘り進めていくと地球の中心のマグマに近づくことになります。100メートル近づくと地下水の温度は約2℃上がると言われています。
つまり1000メートル掘って地下水の温度を測るとほとんどの地下水が温泉ということになっちゃいます。

② もう一つの条件がお湯1㎏中、決まった量の成分が入っているということ。
美肌成分と言われている「メタケイ酸」や硫黄泉に必要な「総硫黄」、放射能泉になる「ラドン」など19種類ある成分がそれぞれ決まった量入っていると温泉ということになります。

温泉と言えばお肌がすべすべになったり関節痛が治ったりなど効能があるはず。
その効能を「泉質」という分類で分けて「この温泉はこんな病気(適応症)に効くんだな~」と判断するわけです。

では泉質はどんな種類があり、どうやって分類しているのでしょうか?

塩化物泉や硫酸塩泉などの泉質の分類の仕方とは?

泉質には

① 掲示用泉質名
② 旧泉質名
③ 新泉質名

の3つがあります。

ほとんどの温泉の脱衣所に「温泉分析書」というものが掲げられていて、そこには①~③までが明記してあります。


一つ目の「掲示用泉質」は大まかに温泉の泉質を区別しています。
例えば、美肌におすすめの「塩化物泉」や「炭酸水素泉」など11種類あります。

一口に「塩化物泉」や「炭酸水素塩泉」と言っても同じ温泉は一つもありません。あくまで大まかな分類です。

それをさらに詳しく表したのが「旧泉質名」と「新泉質名」です。
どちらも「掲示用泉質名」をさらに詳しく分類し、特徴がわかるように表現したものです。

昭和53年に旧泉質名を主な化学記号を記した「新泉質名」に改定されました。ずいぶん昔に改定された泉質名ですが

旧泉質名
「重曹硫化水素泉」

新泉質名
「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉(硫化水素型)」

旧泉質名
「含炭酸-食塩泉」

新泉質名
「含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物泉」

などなど。
カタカナが多く長い名前になりがちなため、いまだに旧泉質で書かれていることも少なくありません。

塩化物泉や硫酸塩泉などの泉質の長い名前を読み解くコツとは?

カタカナが多く長い名前の新泉質がどんな温泉なのか?を見分けるコツがあります。

それはカタカナをスルーして漢字に注目することです。

例えば三大美肌の湯の一つ、嬉野温泉では「ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉」となっています。
注目するのは「炭酸水素塩」と「塩化物泉」の2つのワード

「炭酸水素塩」は古い角質をとってお肌をすべすべにしてくれる泉質。
そして「塩化物泉」はお肌にコーティングしてくれるのでしっとりとされてくれる泉質です。
ですから嬉野温泉は古い角質などをきれいに、うるおいを逃がさないシットリお肌にしてくれるということですね。

以上が泉質とはというお話と、長い泉質の名前を読み解くコツのお話でした。

泉質の一つ一つの効能はコチラに詳しく書いてあります。

温泉にいったらぜひ「温泉分析書」と上記のリンク先をみて「こんな効果が期待できるんだ♪」と思って温泉に入りましょう。
きっとより温泉が楽しくなりますよ。

そして湯上りの保湿は欠かさずに。特に美肌の湯と呼ばれる温泉はすべすべにお肌をしてくれる反面、湯上りは乾燥しやすく注意が必要。
せっかくのツルスベお肌がカサカサになってしまうことも。

そこでおすすめの湯上りの保湿は温泉の美肌成分として有名な「メタケイ酸」に近いケイ素たっぷりのモンモリロナイトで。

モンモリロナイトは保湿成分を「届ける」ほか、とっても薄いヴェールを張ってくれるので乾燥から「守る」ことも。

お休みの日はしっかり温泉に入ってお肌のケアを。
温泉に入れない普段の日はモンモリロナイトのケアがおすすめです。

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