モンモリロナイトの2種類ある汚れを落とすメカニズムとは?

お腹がすいたよ。朝ごはんをしっかり食べたあとの9時半なのに。なぜ?

たいらです。

さて。

モンモリロナイトについて毎日毎日考えていることで有名なワタクシです。
そんなモンモリロナイトにはいろいろなちからがあります。
お肌に良いちからは汚れをおとしたり、うるおいをとどけたり、乾燥からまもったり。などなど。

スキンケア以外にも農業に使われたり、ワインを作るときに使われたりなど用途はとっても多岐にわたります。

そんなモンモリロナイトで代表的なちからが汚れを落とす吸着力。

その吸着力はユニークでお口の中の匂いまでも吸着するため歯みがきにも使われます。
歯磨き粉に含まれるモンモリロナイトが嫌な臭いを吸着するのか実験してみた

という訳で今回はモンモリロナイトの吸着力のお話。

モンモリロナイトはどうやって吸着しているの?

お水に流れる汚れと油性の汚れもどちらも落とせるのはなぜ?

そんなお話。

モンモリロナイトが汚れを落とすときに重要なカタチとは?

今回のテーマはモンモリロナイトの汚れの落とし方。
それを知るにはまず、モンモリロナイトがどんなカタチをしているかが重要になります。

顕微鏡でどんなカタチをしているか見てみましょう。


まるでミルフィーユやトランプの束のような層状になっているのが見えると思います。
これをモンモリロナイトのトランプ構造と呼びます。

この層一枚一枚の大きさは長い辺が200ナノ、厚さが2ナノほどです。毛穴の400分の1くらいの大きさです。

ココにお水を加えるとモンモリロナイトの一枚一枚の間にお水が入っていき、層の間がどんどん広がります。

このお水をくるみ込んで広がっていく時が汚れを落とすときのポイントです。

モンモリロナイトの汚れを落とすメカニズム① 水性の汚れを落とすイオンのちから

お水をたくさんくるみ込んだモンモリロナイトはどんどんどんどん膨らみ、その規模は1gでテニスコート3面分にもなります。

そしてお水を抱えたモンモリロナイトは広がるだけでなく、マイナスイオンを帯びるという特性があります。

私たちを困らす汚れは+のイオンを帯びているものがたくさんあります。
例えばほこりだったり、古くなった角質などなど。

それらをマイナスイオンを帯びたくさん広がったモンモリロナイトが、まるで磁石のように吸着して汚れを落としていってくれるのです。

しかし、モンモリロナイトの汚れを落とすちからはこれだけではありません。

モンモリロナイトにはイオンを帯びていない油性の汚れまでも落とせるちからがあるのでした。

モンモリロナイトの汚れを落とすメカニズム② 油性の汚れを落とすちから

ちょっと化学にくわしい方なら疑問に思ったかもしれません。
油性の汚れはイオンを帯びているわけではないので落ちないのでは?

それ、正解です。

油性の汚れはお水を介していないのでイオンを帯びることはありません。
ということはモンモリロナイトのマイナスイオンで磁石のように吸着して落とすことはできません。

皮脂やメイクなどは油の汚れなのにそれが落とせないのは困ってしまいます。

しかし、大丈夫。モンモリロナイトには油性の汚れまで落とせるちからがあります。
それはトランプ構造がお水を加えることにより、変身を遂げることによりできるようになるのです。

お水を加えるとモンモリロナイトはマイナスイオンを帯びるようになると先ほど書きましたが、実は+を帯びる部分もあります。
それはこのフチの部分。

一見お水を加えるとバラバラになるように見えますが、マイナス部分とプラス部分がくっつき合ってカードハウス構造と呼ばれるカタチを構築します。

このカードハウス構造にできた網の目のような細かいすき間に油性の汚れが吸着されていきます。毛細管現象に近い働きです。

ダブル洗顔不要でメイク汚れまで落とせるのはこういった構造の秘密があったのです。
ホントにメイク汚れまで?という実験の結果はコチラ

モンモリロナイトの2種ある汚れを落とす仕組みを最大限に生かすには?

お水で流れる汚れも油性の汚れも落とせるモンモリロナイト。

一言で吸着という言葉が使われますが、界面活性剤とは全く違うメカニズムでモンモリロナイトは汚れを落としていたのがわかります。

ちょっと変わった汚れの落とし方であるモンモリロナイトのちからを最大限に発揮したのがKURUMUクリームウォッシュ

普段ついてしまうほこりや古くなった角質などはもちろんのこと、メイク汚れまで落としてくれるダブル洗顔いらずの洗顔料です。

しっかりと毛穴の奥まで大掃除してくれるので洗い上がりはワントーン明るく。
また、お肌に必要なうるおいは残してくれるという特徴まであるのでしっとりとした洗い上がりです。

(うるおいを残してくれる??くわしいお話はこちら)

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