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レポート

モンモリロナイトは「浸透」するちからがある!? 早速、「浸透」の実験をしました!

Update 2015.07.01

モンモリロナイトは「浸透」するちからがある!? 早速、「浸透」の実験をしました!

今日は実験のお話を!
モンモリロナイトは汚れを吸着することと同じように、水や油を吸着します。モンモリロナイトが水と油を抱きかかえることができるので結果的に水と油を混ぜることができます。

つまり「乳化」がモンモリロナイトで可能になるということです。

「乳化」がモンモリロナイトでできることはスキンケア商品に入れるので知っていました。しかしながら界面活性剤の作用には「乳化」のほかに「浸透」「分散」があるのです。その特徴はすべて親水基(水になじむ部分)と疎水基(油となじむ部分)を併せ持つという構造によって可能になるのです。

ふと思ったのです。

モンモリロナイトも水と油を抱きかかえることができるならばその他の「浸透」「分散」も可能ではないかと。

前置きが長くなりましたがそこで実験をしてみました!
今回行った実験は「浸透」の実験です。

普通、ウール100%の布は水に浮かべても沈みません。それは繊維と水の間の境界線がありそれが強く働いているため、水が染み込んでいかないためです。その境界線を洗剤やモンモリロナイトで浸透しやすくし、結果布が沈むか実験です。

左から水のみ、食器洗い洗剤を混ぜたもの、モンモリロナイト0.5%溶液です

image

ここにウール100%の布を浮かべてみます。

実験直後です。
入れるとすぐに洗剤の方は布に沈んでいきます。それに対して水とモンモリロナイト水は浮かんだままです。
洗剤の浸透力がすごく強く、どんどんと水が布に染み込んでいくのがわかります。

モンモリロナイトには浸透力はないのでしょうか?活性剤ほど強い力を持っていないので一晩置くことにします。

次の日…

なんと一晩明けるとモンモリロナイト水も沈んでいました。実験成功です!!
モンモリロナイトは力が弱いものの、浸透力があることが証明されました。

次は拡散の実験もしてみたいと思います。次回もお楽しみに!