この層1枚1枚が100ナノ×1ナノ
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モンモリロナイトはアワアワの元である界面活性剤とは異なるメカニズムで汚れを落とすことができます。
それはどんなメカニズムなのでしょう?
その秘密は大きく分けて3つあります。
1つはイオンのちからで汚れを吸着すること。
水を抱えたモンモリロナイトはマイナスイオンを帯びることでほこりや古くなった角質など、
プラスを帯びた汚れを磁石のように吸着、汚れを落とします。
もう1つは「トランプ構造」による吸着です。
モンモリロナイトはお水を加えると「トランプ構造」と呼ばれる独特の形状になります。
その形状により、小さな空間が生まれ、また毛細管現象により油性の汚れも吸着して落とすことができます。
最後の1つがとても粒子が小さいことです。
水性の汚れも油性の汚れも吸着して落とすことができるモンモリロナイト。
長い時間をかけ自然に研磨されたため、毛穴の約2,000分の1という大きさに。
そのため毛穴の奥までしっかりとアプローチがすることができ、気になる黒ずみを落としてワントーン明るいお肌へと導きます。
以上3つの要素を持つモンモリロナイトは泡による落とし方とは違う「吸着」というユニークな特徴を持ちます。
洗顔料やボディソープではこの3つの要素を生かし、まるで赤ちゃんのような柔らか肌へと近づけてくれるのです。
モンモリロナイトには、ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分を吸着する特徴もあります。
この特徴により、モンモリロナイトはお肌にしっかりとうるおいを届けることができるのです。
保湿成分を届けることと汚れを落とすことは、ちょっと考えると矛盾しているようですが、モンモリロナイトはこのふたつを同時に実現することができます。
それは、モンモリロナイトが「イオン交換」できるからです。
マイナスイオンを帯びたモンモリロナイトは、有機物を引き寄せます。
しかしその時の有機物とモンモリロナイトの結合力はあまり強くないため、再びプラスイオンを帯びたものと接触すると、それまで引き寄せていたものと新しく接触したものを瞬時に交換するのです。
そして不思議なことに、一度交換が行われると今度は新しく引き寄せたものを強く保持して離しません。
KURUMUクリームウォッシュを例に挙げて、説明しましょう。
洗顔の時、モンモリロナイトにあらかじめ配合してある保湿成分が汚れと接触すると、保湿成分と汚れは瞬間的に交換されます。
そして、保持した汚れはモンモリロナイトに強い力でくるみ取られ、すすぎの水と共に流れ落ちるのです。
モンモリロナイトには、お肌に届いたうるおい成分を逃がさずに閉じ込めるちからがあります。それを可能にするのが、モンモリロナイトの「被膜作用」です。
モンモリロナイトを配合したローションやクリームをお肌に塗布すると、モンモリロナイトがごく薄いヴェールを作ります。
このヴェールがお肌を包むバリアのような役目を果たし、配合された保湿成分を逃がすことなく留めてくれます。
被膜は非常に薄く、厚さ約1ナノ。べったりと吸い付くような不快感はなく通気性もあり、ふんわりとお肌を包み込み守ってくれるような独特な被膜感です。
クリームを塗布する前
クリームを塗布した後
クリームを塗布する前
クリームを塗布した後
上の写真は、モンモリロナイトを水で膨潤させたクリームを肌に塗布し、マイクロスコープで撮影したものです(左が塗布前・右が塗布後)。
右の写真では、肌の表面がつるっとしたヴェールで覆われているのがわかります。
これがモンモリロナイトの「被膜作用」です。