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コラム

水と油を混ぜる界面活性剤の油汚れを落とす仕組みとは?

Update 2018.12.05

水と油を混ぜる界面活性剤の油汚れを落とす仕組みとは?

今回は久々のテーマ「界面活性剤」。

化粧品の業界ではお肌に刺激があり嫌われ者のイメージがある界面活性剤。

もちろん刺激がほとんどない界面活性剤もあり、本当は絶対的に界面活性剤が悪者というわけではありません。

 

しかも化粧品以外にも多岐にわたって利用されていて、私たちの生活には必要不可欠と言ってもいいくらい。

 

働きも汚れを落とす以外にたくさん。

そんな界面活性剤はどんな動きをしているのでしょうか?

それがどのようなところで利用されている?

モンモリロナイトでもできることがある?

そんなお話。

◆汚れを落とす、乳化するなど働きのある界面活性剤とは?

界面活性剤とは水と油のような仲の悪いもの同士を仲良くさせてくれる成分です。

それができる理由はマッチ棒のようなカタチでお水と仲がいいところと油と仲がいいところを併せ持つから。

この構造は様々な効果をもたらしてくれます。

界面活性剤とはどんなもの?詳しくはこちら
→ シャンプーや化粧品で乳化や洗浄をする界面活性剤はどんな成分?

 

どんな効果があるのか?

一つずつ見ていきましょう。

◆界面活性剤のお水と油を混ぜる働きはどのような仕組み?

界面活性剤の働きその1は「乳化作用」です。

上でもお話した通り、お水と仲がいい部分と油と仲がいい部分のどっちも持っている界面活性剤なので水と油が分離しているところに入れると混ぜてくれるという働きです。

お水と油が分離した状態に界面活性剤を入れると…
こんな感じになって

もっと入れると…

こんな感じで混ざっていきます。

お水と油を混ぜることは「乳化」と呼ばれ、別名「乳化剤」とも呼ばれます。化粧品のクリームなどに利用されています。

◆界面活性剤の頑固な油汚れを落とす仕組みはどうなっている?

界面活性剤の働きその2が「洗浄効果」です。

もしかしたら界面活性剤と言えば洗浄効果の方を連想する人が多いかもしれないですね。

 

お水と油は仲が悪いので混ざることはありません。

なので厄介な油汚れを落とそうとしてもなかなか難しい…そんなときに界面活性剤の出番です。

お水のみで油汚れを落とそうとしてもできません。

界面活性剤は油とも仲がいい部分があるので油汚れに入れてみると…

お水に混ざった界面活性剤の油と仲がいい部分が油汚れにくっつきます。

もっと入れると油汚れは界面活性剤に囲まれます。
この時、内側に油と仲がいい部分、外側にお水と仲がいい部分に。

油汚れの外側はお水と仲がいい部分で囲まれているので汚れが落ちていきます。

このような動きで油汚れを界面活性剤が落としていきます。

この働きは洗顔料や洗濯洗剤などいろいろな洗浄に使われています。

◆衣服の洗浄を助ける浸透は界面活性剤のどんな仕組み?

今回ご紹介する界面活性剤の働き、最後が「浸透」です。

ウールなど繊維をお水の上に浮かべるとお水が繊維まで浸透しません。
これはお水と繊維の間も仲が良くないのでなかなかお水が浸透しないため。

それに界面活性剤を加えると…

こんな感じで動きます。
そうするとお水と繊維との間の仲も取り持ってくれるので
こうなります。

時間が立つと…

こんな感じで浸透していき、最後には沈んでしまいます。

 

浸透という力は衣服などがお水となじみやすくなり、洗濯しやすい状態を作るのに利用されています。

 

以上が界面活性剤の主な働き3つでした。

この3つの働きだけでも私たちの生活になくてはならない便利な利用法がたくさんありました。

しかしそれ以外にも界面活性剤の働きはまだまだ。それはまた次回。

 

ではKURUMUが使っているモンモリロナイトとの関係はどんなところにあるのでしょうか?

◆界面活性剤とモンモリロナイトの働きには似たところがある?

今回は界面活性剤の主な働きとそれを利用したものをご紹介してきました。

どの働きも私たちの生活しっかりと根付き、関係のない生活は難しいほど。

 

しかし、化粧品としてお肌に塗る場合、皮脂をとり過ぎたり触れることにより赤くなってしまうなど刺激になってしまうものがあるのも事実です。

 

お肌が敏感な方にもKURUMUを楽しんでもらいたい。その思いは消えることはありません。

そこでKURUMUでは界面活性剤はあくまでサポート役として。

なぜならモンモリロナイトにも汚れを落とすちからやお水と油を混ぜるちからがあるため。

 

しかしどうしても自然のちからであるモンモリロナイトは界面活性剤ほどちからが強くありません。ですからなるべく刺激の少ない界面活性剤にちからを借りて、それもなるべく少なく配合しています。

 

ほんのちょっと界面活性剤を配合したKURUMUクリームウォッシュはほとんど泡が立ちません。

気になる洗浄力はモンモリロナイトのちからで汚れを落とすのでメイク汚れから普段の汚れまでダブル洗顔なしでしっかり洗顔できてしまうほど。

 

モンモリロナイトのちからにちょっとの界面活性剤の洗顔料、詳しくはこちら