KURUMUの香りはベンゾイン、マンダリンオレンジ、セイロンニッケイ、プチグレン、ベルガモットを調合しています。
サイトなどでこの香りは「洗い始めに香る、清々しい柑橘の香り。やがてスパイスや樹脂の深い香りが溶け合い、
やさしく変化していきます。」と表現しています。
確かに嗅いでみると懐かしいような、新しいような…和のテイストを感じる香りです。
最初は不思議な香りなので「あんまり好きじゃない…」となる方も、2回目3回目に嗅ぐと癖になることが多くあります。
今回はそんな癖になるKURUMUの香りの1種類。
「ベンゾイン」とはどんなものなのか?そんなお話。
◆樹脂系精油、ベンゾインとはどんな特徴?
別名「安息香」と呼ばれ、ベンゾインは東南アジアの熱帯雨林に育つエゴノキ科のアンソクコウノキと呼ばれる木の樹脂の精油です。
主な産地はインドネシアやタイ、ラオスなど。
ミルラ(没薬)やフランキンセンス(乳香)などと同様に、宗教の儀式で悪霊を追い払うと信じられ使われていました。
◆樹脂系精油、ベンゾインはどんな香り?
ベンゾインはバニラのような甘いまろやかな香りが特徴です。
ベンゾインなどの樹形の精油は粘性が強く、香りがなくなるまで時間がかかります。
KURUMUでもマンダリンオレンジやプチグレンなどの柑橘系のさわやかな香りの後、最後まで香る甘い匂いはベンゾインです。
◆樹脂系精油、ベンゾインのお肌への効能は?
ベンゾインは乾燥してできてしまったあかぎれやしもやけ、ひび割れなどの傷を和らげる効果があります。
保湿やお肌引き締め効果もあるようです。
◆樹脂系精油、ベンゾインの心への効能は?
不安になった心やいらだちなどの心のざわつきを沈め、心を落ち着かせる効果があります。
◆樹脂系精油、ベンゾインの相性のよい精油は?
ベンゾインは長く香ることが特徴なので、トップやミドルノートで香り、なくなってしまう香りを長持ちさせることが出来ます。
具体的にはレモン、メイチャン、オレンジ、イランイランなどです。
◆樹脂系精油、ベンゾインを溶かしてみよう
KURUMUの香りにブレンドされているベンゾイン。
実はこのベンゾインはKURUMUに配合するのが大変です。
というのも、樹脂系のベンゾインは常温ではカッチカチの状態。
(KURUMUで使っているベンゾインはスチールの容器にこんな感じで入っています。)
これを湯煎して溶かしていきます。
これを湯煎して柔らかくしてスプーンにとって計ります。
すぐに固くなってしまうから大変で…
一度溶剤に溶かしてしまえば固まることはないのですが、そこまでが大変!というお話でした。
KURUMUでは小さなタンクをひとつひとつ人間の目で確認しながら作っています。
精油のブレンドも例外ではなく、しっかりと人の手でブレンドして作っています。
モンモリロナイトは天然の粘土なのでどうしても人の手を動かし、目で見ながらでないと同じように作れません
それは精油でも同じことが言えます。
「手の届く範囲をていねいに」そう思って毎日作っているKURUMUです。
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