化粧品の成分コラーゲンとは?その種類の違いと効果とは?

病院に行くと「多分大丈夫」とか「最悪悪くなるけど様子みましょう」がすべからく悪い方の結果に行きます。
年を感じる!
たいらです。

さて。

お肌の曲がり角とはよく言ったもので、私も居眠りの跡が全然消えてくれなくてごまかすのに苦労しています。
そんなお肌のハリを支えてくれている成分の一つがコラーゲンです。
コラーゲンは真皮に含まれお肌のハリに関与しているだけでなく、化粧品の成分としても保湿の目的でよく使われます。

ということで今回は。

コラーゲンとはどんなものなのか?

種類があるの?

種類によっての違いはどんなもの?

そんなお話。

化粧品の成分コラーゲンはどんなものなの?

化粧品では保湿成分として使われるコラーゲン。どんなものなのでしょうか?

タンパク質の一種で人間やその他の様々な生物にも存在しているコラーゲン。人間の体ではお肌や髪や骨、内臓など体の至るところでハリやうるおいを保ったり、骨を柔軟にしたりしています。角質→表皮→真皮→角質層と続く人間のお肌の「真皮」のうち約70%をコラーゲンが占めていて、外からの力から保護することやお肌の弾力やしなやかさを支えています。

※表皮にあり、ハリを支えているコラーゲンですが、化粧品としてお肌に塗っても表皮のコラーゲンが増えるわけではありません。
詳しくはこちら

カタチは約1000個あるアミノ酸の長ーいひもが3本らせん状に三つ編み上になっています。コラーゲンは大人になると徐々にお肌から減少していくと言われており、35歳くらいを境にガクッと量が減ってしまいます。

「年をとってお肌の弾力がなくなった」「お肌のうるおいが減った」などの症状はコラーゲンの減少も要因の一つと考えられています。

体の中でハリやうるおいを支えているコラーゲン。化粧品の成分としてはどんな働きをするのでしょうか?

化粧品の成分コラーゲンの種類とは?その特徴は?

化粧品で使われるコラーゲンは動物の皮やお魚の皮と鱗などからとれるコラーゲンを精製、抽出して作られ、製法によって特徴や種類が変わります。

今回取り上げるのは水溶性コラーゲン加水分解コラーゲンの2種。作り方の違いと働きなどの特徴はどんなものでしょうか?

水溶性コラーゲン

水溶性コラーゲンは豚などの動物の皮を酵素によって低温でゆっくりと分解します。分解することによりコラーゲン以外の不純物を取り除いて抽出します。

低温でゆっくり行うことにより、コラーゲンの3重らせん構造をほぼ壊すことなく取り出すことができます。コラーゲン本来の保湿の力などをそのまま発揮できるのが特徴です。

ドロッととろみがあるテクスチャーで粘性が高いことからも分子量が多いことがわかります。

加水分解コラーゲンと比べ、らせん構造をそのまま取り出すので分子量が大きくなってしまいます。

分子量が大きいとお肌への浸透がしにくいという特徴も。

加水分解コラーゲン

加水分解コラーゲンはコラーゲンを一度ゼラチン化したあと、加水分解して作られます。

コラーゲンは高温になることによってらせん構造が壊れてバラバラになります。バラバラになることで分子の量は小さくなり、お肌への浸透性が高まります

加水分解コラーゲンは3重らせん構造を持っていないので、水溶性コラーゲンに比べると保湿や保水といった部分では劣ってしまいます。

保湿の水溶性コラーゲン、浸透の加水分解コラーゲン

以上が精製の仕方で分けた場合のコラーゲンの種類でした。

保湿性は水溶性コラーゲンに軍配があがり、浸透性では加水分解コラーゲンの方が優れているという一長一短の特徴があります。

KURUMUではヴェールを張ってお肌表面の保湿をしようという考えのもと作られていることもあり、保湿にすぐれる水溶性コラーゲンをクレイパックであるモイスチャーマスクに配合しています。

水溶性コラーゲンは保湿を「届ける」モンモリロナイトのヴェールにくるまれ、お肌にしっとりとした保湿感を届けてくれます。

モンモリロナイトのやさしいヴェールに水溶性コラーゲンのしっとり感を。

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