化粧品の成分として良く使われているソルビトール。
水分を挟み込むようにするため保湿剤として使われています。
また、化粧品以外にも甘味料として食品に使われています。
化粧品の成分としてよく使われるソルビトールとは?
今回はもうちょっとソルビトールに踏み込んでいきます。
ソルビトールを触ってみるとどんな感じ?
モンモリロナイトを混ぜるとどうなる?
そんなお話。
ナナカマドや梨などに含まれるソルビトールはどんなもの?
ソルビトールはナナカマドや海藻類やリンゴ、梨などに含まれる糖アルコールです。
化粧品以外では甘味料や湿潤剤として使われています。
微生物の栄養になりにくいので砂糖よりもむし歯にならない甘味料として、またヒトの消化酵素で消化されにくいのでダイエット甘味料として利用されています。
クリームや化粧水などに使われるソルビトールの化粧品での働きは?
化粧品としては主に保湿剤として使われています。
ソルビトールと同じような使われ方でグリセリンがありますが、お水をつかむ力はグリセリンよりも緩やかです。
お水をつかむ力がそこまで強くないソルビトールはグリセリンやヒアルロン酸、セラミドなどと一緒に使うことによって保湿力を出すのが効果的な使い方ですね。
ソルビトールは保湿する力がある成分なので、乾燥する寒い冬には欠かせません。
乾燥したお肌にうるおいを与えてシットリとしたお肌に導きます。
乾燥肌が引き起こしてしまう小じわや毛穴の開き、粉が吹いてかゆくなってしまうなどの改善に役立ちます。(そこまで保湿力が強いわけではないのでたちどころに!って感じではないのですが…)
また、触ってみるととってもドローンとべたべたなことも特徴です。
べたべたなことを利用して化粧品のドロッと感を出す(増粘剤)ために配合することもあります。
粘度の高いソルビトールを触ってみるとどうなる?
甘味料として使われたり、保湿に力を発揮するソルビトール。先ほどとってもドローンとしているとお話しましたが、実際に触ってみるとどんな感じでしょうか??
こんなにドローンとしています。
ココにモンモリロナイトを混ぜてみます。
全然混ざらないのでぐるぐるしていきます。
お水と混ぜたときとはちょっと違いますね。
お水とモンモリロナイトを混ぜた時はこんな感じ。
粘り気というか、ソルビトールの方は膨らんでいないというか…違いはどうしてでるのでしょうか?
モンモリロナイトとソルビトールを混ぜると?
並べてみるとわかりづらいですが。
モンモリロナイトとお水を混ぜたもの
モンモリロナイトとソルビトールを混ぜたもの
アップで見てみるとドロッと感が違います。
モンモリロナイトとソルビトールを混ぜたもの、モンモリロナイトとお水を混ぜたものでこれだけ違いが出ました。
これはモンモリロナイトの「膨潤」というちからが関係しています。
モンモリロナイトの特徴の1つににお水をたくさん抱え込めるというちからがあります。
モンモリロナイトにお水を加えることにより、ミルフィーユのように層になって重なっている粒子が広がっていきます。
モンモリロナイトが広がった状態になるとお水以外のソルビトールのような保湿成分だったり、お肌の汚れなどを吸着してくれるようになります。
しかしお水以外のものを最初に加えてしまうとあまり広がることがありません。
広がらないといろいろなものをくるみ取ることが出来なくなってしまうのです。
つまりモンモリロナイトのちからをうまく発揮するには最初にお水を入れることが大切ということ。
モンモリロナイトのちからを最大限に生かすということを考えて作られたKURUMU。
汚れを落としてくれたり、うるおいを届けてくれたり、乾燥から守ってくれたり。
お肌にとってうれしいモンモリロナイトのちからを発揮するコツ。
それはお水との関係が大切ということが今回わかりました。
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