日本の三大美肌の湯と言えば島根県「斐乃上温泉」佐賀県「嬉野温泉」栃木県「喜連川温泉」のことを指します。
3つの温泉の共通点はアルカリ性であるということ。
アルカリ性の温泉はお肌の余分な皮脂や古くなった角質を落としてすべすべのお肌にしてくれます。
しかし美肌の温泉はアルカリ性だからだけというわけではありません。
泉質によってお肌への効能も様々。
いくつかある温泉の中で美肌になる種類を紹介します。
ということで今回は
美肌へのおすすめの泉質はどれ?
どんな効果があるの?
モンモリロナイトにも温泉の美肌成分が?
そんなお話。
お塩の温泉のちからで湯上りぽかぽか、お肌にもいいことが?「塩化物泉」
塩化物泉は温泉1㎏の中に成分(溶存成分)が1000㎎以上入っていて、陰イオンの主成分が塩化物イオンの温泉のことを言います。
塩化物泉にも種類があって、「ナトリウム-塩化物泉」や「ナトリウム・マグネシウム(・カルシウム)-塩化物泉」「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」など、陽イオンのナトリウムやマグネシウムが頭についたり「炭酸水素」などが後ろについたりします。
三大美肌の湯の嬉野温泉や喜連川温泉も塩化物泉です。
種類はいくつかありますが、「塩化物泉」と付く温泉には以下の特徴があります。
文字通りお塩が主成分なので、飲んでみるとしょっぱいのが特徴です。
塩の成分がお肌にくっついて膜状になってくれます。その膜が水分の蒸発を防いでくれたり、湯冷めしづらい「熱の湯」と呼ばれることも。
そのおかげで湯上りのお肌も乾燥しづらく、しっとりとしたお肌を保ってくれます。
アルカリ性温泉と同じような働きでお肌はどうなる?「炭酸水素塩泉」
炭酸水素塩泉は温泉1㎏の中に成分(溶存成分)が1000㎎以上入っていて、陰イオンの主成分が炭酸水素の温泉のことを言います。
炭酸水素塩泉の種類は「カルシウム-炭酸水素塩泉」、「マグネシウム-炭酸水素塩泉」や「ナトリウム-炭酸水素塩泉」など。
炭酸水素塩泉は「カルシウム、マグネシウム」のものと「ナトリウム」のもので特色が少し違います。
「カルシウム、マグネシウム」の炭酸水素塩泉は鎮静効果があり、痙攣や炎症を抑えることができます。お肌ではアレルギー疾患や慢性皮膚病、じんましんなどに効果を発揮します。
「ナトリウム」の炭酸水素塩泉はアルカリ性の温泉の効果と似ていて、お湯に入るとお肌の皮脂と反応して余分な皮脂を落としてくれます。古くなった角質もとってくれるので湯上りはすべすべになります。
また、湯上りは体温が逃げやすく清涼感を感じます。そのことから「冷えの湯」「清涼の湯」と呼ばれることも。
注意点もアルカリ性の温泉と似ていて、古い角質を取り去ったお肌は水分の発散がさかんに行われます。
せっかくすべすべになったお肌もすぐに保湿をしないとカサカサになってしまいます。
歴戦の武将も傷をいやした温泉。お肌への働きは?「硫酸塩泉」
硫酸塩泉は温泉1㎏の中に成分(溶存成分)が1000㎎以上入っていて、陰イオンの主成分が硫酸イオンの温泉のことを言います。
硫酸塩泉の種類は「ナトリウム-硫酸塩泉」「カルシウム-硫酸塩泉」「マグネシウム-硫酸塩泉」などがあります。
黄色味があり、なめるとちょっと苦い硫酸塩泉は有名武将の傷を癒した伝説が残っています。
また、上記で挙げた種類によって効果が少しづつ違います。
「ナトリウム-硫酸塩泉」はお肌のハリに大きく関係しているコラーゲン生成のサポートが期待できるお湯です。コラーゲンの生成が活発になればハリのある若いお肌になります。
「カルシウム-硫酸塩泉」「マグネシウム-硫酸塩泉」は鎮静作用があるためお肌のかゆみを抑えてくれます。また、お肌にうっすらと温泉の成分が残ってくれるため湯上りはしっとりさらさらのお肌に。
美肌温泉におすすめの泉質に多く含まれモンモリロナイトにもあるミネラルとは?
以上が美肌におすすめの泉質3でした。
アルカリ性であることにプラスして、これらの泉質だとさらに美肌に近づくようですね。
3つの泉質でよく出てきた「ナトリウム」「マグネシウム」「カルシウム」の3つのミネラル。
どのミネラルも必須ミネラルで人間にはなくてはならないものです。加えてお肌にもよい働きをしてくれるようです。
実はモンモリロナイトにも「ナトリウム」「マグネシウム」「カルシウム」のミネラルが含まれています。
モンモリロナイトを塗ったときにやさしいヴェールにくるまれるようなすべすべ感は温泉の力に似ているのかもしれませんね。
そのためモンモリロナイトたっぷりのKURUMUスキンケアシリーズを使うと温泉から上がったあとのようなすべすべなお肌に。
毎日温泉に入るケアは難しいけれど、そんな時はモンモリロナイトによるケアがおすすめです。
モンモリロナイトでKURUMUが目指すまるで温泉の湯上りのような柔らか肌を。