KURUMUで作っている「モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」。
モンモリロナイトについては
温泉、海、ミネラル、モンモリロナイト。複雑に絡み合う関係とは?
汚れを吸着させる効果的なモンモリロナイトクレイ洗顔の方法とは?
A「粘土です。」B「泥でしょ?」A「ちょっと違うんです。」泥と粘土の違いとは??
などなどここでたくさんお話をしています。
今回は「モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」でモンモリロナイトのとなりに書いてある「銀」のお話。
銀って金属でしょ?なんで歯磨きに?口に入れても平気?
安全性は?銀の利用法は?などなどお話します。
Contents
◆銀などの重金属を歯磨きに入れて毒性はないの?
お客様の中には「金属を歯磨きに入れて大丈夫?」と心配される方もいらっしゃいます。
そもそも金属はヒトの体に必要だったりします。
例えば銅や鉄、亜鉛などは人間の生命活動に必要不可欠な「必須ミネラル」の一つとして数えられています。
必須ミネラルについて詳しくはコチラ
人体に必要な栄養素ミネラルとは?ミネラルが不足するとどうなる?
鉄は酸素を全身に運んだり、銅はメラニンの生成にかかわったりと役割があります。
銀も立派なミネラルの一つです。銀の場合は必須の役割があるということはわかっていませんが、お菓子などに使われる食品添加物として知られています。
◆銀の用途は?毒性は?お菓子や制汗スプレーだけじゃない?
銀は安全性の高い素材としても知られている金属です。
溶けだしてしまうかもしれない食器には古くから使われていたり、歯の詰め物に銀歯を入れていたりなど様々な場面で利用されています。
もし人体に影響があるのであれば、これだけ長く食器などに利用されることはなかったでしょうし、制菌に効果があると経験的に知っていたから使われていたのでしょう。
先ほどもお話したように食品添加物として使われることも多く、砂糖菓子のアラザンやオジ様世代にはおなじみ、お口の中をさっぱりさせる仁丹のコーティングに使われてます。
厚生省の食品添加物リストにも載っており、銀は食品添加物として認められています。
他にも浄水器で除菌に使われたり、制菌のスプレーに入れられたりなどなど。
安全と知られている銀。でも!水銀ってすごい体に悪いって話じゃないの?
銀と関係ないの?果たしてどうでしょうか?
◆銀と公害病や環境、健康に影響がある水銀との違いは?
昭和の公害病を代表する「水俣病」。死亡者も多数出たこの病気の原因は水銀とされています。
水銀はお水に銀を溶かしたもの?と勘違いされる方もいらっしゃいますが、水銀と銀は全くの別物です。
元素記号で言うと銀は「Ag」水銀は「Hg」です。
銅や鉄をお水に溶かしても金にならないのと同じように銀がどのようになっても水銀にはなりません。
元素記号表でも列が違うところにあり、水銀が似ているのはどちらかというと「カドミウム」や「亜鉛」です。
水銀は銀と全く関係ないと安心したところで…ではなんで銀を歯磨きに入れているの??
◆毒性が少なく、食器などに使われる銀は歯磨きになぜ入れているの?
モンモリロナイトは「菌をも吸着する」とネットでは言っている人がいますが、実際に化粧品としてモンモリロナイトをたくさん配合する場合は腐ります。
ですからモンモリロナイトの化粧品や歯磨きを快適に使ってもらうために腐らないようにする防腐剤は必要不可欠です。
ただ、防腐剤を使うとどうしても刺激が出てしまうのも事実です。
「少しでも刺激を減らして歯磨きをしてもらいたい!」と選んだのが銀の防腐剤だったのです。
ただ、銀の防腐力は刺激が少なめな半面そこまで強くありません。
そこで従来よりKURUMUで使っているフェノキシエタノールなどを配合して複数の防腐剤で歯磨きを菌から守っています。
なるべくシンプルに…と思って作っているモンモリロナイトと銀と水の歯みがき。
シンプルな中にもモンモリロナイトのちからをしっかりと発揮し、お口の中の汚れをしっかりと落とす歯磨きです。
お口の中に入れるものなので防腐剤にもこだわって作っています。
モンモリロナイトと銀と水の歯みがき、詳しくはこちら。