美容に欠かせないオイルとしてなじみ深いスクワラン。
最近よく目にするアルガンオイル、ホホバオイル、ココナッツオイルなどよりも古くからスキンケアでは親しまれています。
スクワランは先ほど挙げたアルガンオイルなどと比べるとさらっとした感触が特徴です。
その特徴を生かし、保湿クリームや美容液などに利用されています。
今回はそんなスクワランとはどんなものなの?効果的な使い方とは?そんなお話。
◆肌や髪をうるおすオイル「スクワラン」とは?
スクワランはヒトをはじめとした哺乳類やサメなど、またはオリーブオイルやトウモロコシなどからとれるスクワレンという成分に水素を添加してできるオイルのことです。
前述したようにさらっとした感触が特徴で保湿によく使われます。
一口にスクワランと言ってもサメの肝油から作られた動物由来のものとオリーブなどから抽出された植物由来のものがあります。
ではスクワランのもととなるスクワレンとはどのようなものなのでしょうか?
スクワランの種類についてはコチラに詳しく→ サメ?オリーブ?スクワランは2種類ある
◆肌や髪をうるおすオイル「スクワラン」の元となる「スクワレン」とは?
スクワランの元となるスクワレンはヒトの皮脂膜に12%ほど含まれています。
皮脂膜はお肌の一番外側で外的が体に入ってこないように見張ってくれるうるおいのベールです。
皮脂膜に一番多く含まれているのがトリグリセリドの41%、次いでワックスエステルの25%です。
スクワレンはその次、3番目に多く皮脂膜に含まれている成分です。
スクワレンの特徴は非常に酸化しやすく、そのままで使うことはできません。
そこで酸化しづらくするために水素を添加して、使いやすく安定させたものがスクワランです。
スクワランのさっぱりとした感触でお肌になじみがよいのはスクワレンがお肌の皮脂膜に含まれている成分だったからだったんですね。
お肌のスクワレンの量は15歳から18歳がピークで30歳を前にどんどん少なくなっていきます。
年を取るにつれて減少してしまうスクワレン。
お肌が乾燥しやすくなる要因の一つにもなってしまいます。
ではスクワレンを効率的に補給するスクワランの使用方法はどんなものでしょうか?
◆肌や髪をうるおすオイル「スクワラン」の効果的な使い方とは?
段々と減少してしまうスクワランの元スクワレン。
少なくなってしまうとお肌の乾燥を招いてしまい、その結果お肌のバリア機能も弱まってしまいます。
そんなときはスクワランをそのままお肌に塗ってみましょう。
いつものようにクレンジングの後、洗顔をしましょう。
その後、化粧水をいつもの通りに。
最後の仕上げにスクワランオイルを2,3滴手のひらに広げた後お顔全体に塗ってください。
スクワランオイルが化粧水で補給した水分を包み込むように、お肌の乾燥を防ぎうるおいを与えてくれます。
お顔以外にも、ボディや髪の毛の保湿にもスクワランはおすすめ。
髪の毛はシャンプーをしてタオルで水気をよくとった後、スクワランを適量なじませていきましょう。
髪の毛のパサつきの改善やコシ、つやを出すのに効果的です。
乾燥する季節のボディケアにもスクワランを。
お風呂上り、ボディクリームをつける要領でスクワランを体全体に塗っていきましょう。
特に乾燥の気になる足のすねやかかと肘などにはていねいに。
◆肌や髪をうるおすオイル「スクワラン」とモンモリロナイトとの相性は?
単独でもシットリとお肌になじみやすいスクワラン。
さらにうるおいを与え、しっとりと柔らかなお肌にするのにモンモリロナイトは相性ピッタリです。
KURUMUではクリームウォッシュにスクワランを配合しています。
元々お肌の一番外側にある皮脂膜に含まれている成分のスクワラン。
モンモリロナイトは皮膜といってモンモリロナイトを塗ったところにとっても薄いヴェールを張ってくれます。
洗顔した後、乾きがちになってしまうお顔にスクワランの配合されたモンモリロナイトのヴェールがお顔をくるみこんでくれます。
するとすべすべとした気持ちのいい感触だけでなく、うるおいを逃がさないヴェールとしてお顔を守ってくれます。