「味がしない」「泡が立たない」ちょっと変わった歯磨きである「モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」
化粧品を作っているKURUMUがなんで歯磨きを作ったのか?
そしてなんでこんなに変わった歯磨きになったのか?
そんなお話をシリーズでしています。
今回は「モンハミ」ストーリー第二弾。
◆モンモリロナイト歯磨きはどうやってできたの?これまでのあらすじ
幼いころからむし歯ができやすかったワタシの姉。
歯医者さんから歯みがきのコツを教わります。
そのコツは「時間をかけてていねいに磨くこと」。
しかしミントが苦手なことや磨いているうちに泡があふれてしまうことから「歯磨きジプシー」だったそう。
そんなことからジプシー向けに「モンモリロナイトを使った歯磨き」の開発に乗り出したのでした。
第一話はこちら
味がしない、泡が立たないモンモリロナイトの歯磨きはどうやってできたの?
◆モンモリロナイト歯磨き試作第一弾とは? → 失敗
ひょんな一言から歯みがき開発を思い立ったタイラ博士。
どんなレシピにするのか考えます。
汚れはモンモリロナイトが落とすし、口の中なので保湿は考えなくてよい…だったらモンモリロナイトと水、それ以外なにも必要ないんじゃ…?
まずはシンプルに作ってみよう。
そう思って第一回の試作開始です。
一番最初は究極にシンプル!
目の前にはモンモリロナイトの粉。粉のみで歯を磨けるのか??
試してみます。
モンモリロナイトの粉を口にいれてぐちゅぐちゅとして、すっきり汚れが落ちれば面白いかも。
実験!まず粉を口に入れてみます。
・・・
ぜんぜんうがいできません。
それどころか歯の隙間や歯茎や口のそこかしこにべったりとくっついてしまいました。
水を口に含んでうがいをしてみます。全く取れません。何度も何度もうがいしても全然取れない!
歯ブラシを使って歯みがきしても中々取れません。
これは無理。全く製品にはなりません!!
べっとりと付いたモンモリロナイトを歯の隙間やブラシの届きにくいところまできれいに取るのが大変でした…
二度とモンモリロナイトの粉はそのまま口に入れないと固い決意をする始末…
しかし皮肉にもお水を抱え込むちからが非常に強いことを身をもって知りました…
(お水を抱え込むちからが強い=ダマになりやすく歯にこびりつきやすい。シチューを作るとき、ダマになる小麦粉を想像してください)
お水を抱え込むちからが強いということは汚れや皮脂などを取るちからが強いということにもなるんですけどね。
◆モンモリロナイトのちからを発揮するにはお水が必要?
やっぱり水は必要だろうということで、次にシンプルな水とモンモリロナイトを混ぜてペーストにする、それで磨いてみます。
そこそこいい感じのみがき心地です。モンモリロナイトの種類や濃度で固さは比較的自由にできます。
乳液ぐらいのサラサラがいいのか、はたまた歯ブラシに乗せると円柱型が残るくらい固くするのか。
固さを決めてペースト状になれば歯磨きペーストにはなりそうな光がちょっと見えました。
「シンプル」がテーマなので固さが決まればきっとゴールは近い!
次回は「どんな固さがいい?」をいろいろな人にお話を聞いて…とやっていこう。
ちょっと見えた光に満足して次回に続きます…