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コラム

グリセリンの用途や働きは?化粧品以外にもさまざま

Update 2018.06.21

グリセリンの用途や働きは?化粧品以外にもさまざま

今回のテーマは『グリセリン』です。グリセリンと言えばとってもポピュラーな化粧品原料で、ポピュラーすぎて逆にスポットライトが当たらない原料です。しかし、たくさんの原料に配合しているということは化粧品にとって無くてはならないものというのも事実。
そんな縁の下の力持ちともいえる『グリセリン』のお話。

◆そもそもグリセリンってどんなもの?由来は?

ソルビトールと同じ多可アルコールの一種です。自然界では海藻や動物にも多く含まれます。人間には中性脂肪として存在しています。

ソルビトールについてはこちら ↓
化粧品の成分としてよく使われるソルビトールとは?

石油由来の化学合成品のものや、ヤシ油由来のものがあります。現在では多くが植物由来のものです。特に化粧品では化学合成品は嫌われがちなので、植物由来が好んで使われています。

◆グリセリンはどんな風に使われるのか?

甘味があり、お水を保持する力が強いことからお菓子の調味料やチューインガムなどに使われています。変わった使われ方だと、浸透圧の差を利用して浣腸に利用することも!

他にも軟膏や歯みがき、マウスウォッシュ、紙や繊維などなどなど。非常に幅広い用途で使われています。

※ダイナマイトもグリセリンから?
グリセリンと硝酸と硝酸化合物を反応させて、ダイナマイトの元であるニトログリセリンを作ることができます。グリセリンは害がないと言われていますが、ニトログリセリンは驚異的な爆発力を持つ危険物です。 ノーベル賞の生みの親でもあるノーベルがニトログリセリンを安定化させ、扱いやすくしたものがダイナマイトです。


◆グリセリンの化粧品としての働きは?

化粧品ではお水を保持するちからが強いこと、お水と混ざりやすいことから保湿剤としてよく利用されます。

べたつきが強く、感触が重くなりがちなので単体で使われることは少なく、相性のよいヒアルロン酸Naやソルビトールなどと併用することにより、より保湿感をだすことができます。

テクスチャーはこんなかんじ。

※温感化粧品で使われるグリセリン
グリセリンはお水と出会ったときに熱を発する特徴があります。
その特徴を利用して、温かくなるローションによく配合されています。温感化粧品の成分を見ると一番最初にグリセリンが来ています。


◆グリセリン配合の化粧品の注意点は?

保湿に効果を発揮するグリセリンですが、ちょっと調べてみると使う際の注意点もありそうです。グリセリン配合化粧品での注意点をまとめてみました。

グリセリンは乾燥する?

グリセリンはお水を保持するちからが強い反面、保持するお水がなくなったとき、逆にお水を吸ってしまう特徴があります。

そのため、グリセリンをお肌に塗るとお肌の水分を吸ってしまい乾燥してしまいます。

15%以上グリセリンを配合すると、お肌の水分を吸ってしまう特徴の方が顕著に出てしまうため注意が必要です。

◆KURUMUでグリセリンはどんな風に使われている?

KURUMUではクリームウォッシュウォーターモイストコンフォートクリームモイスチャーパックの全4種に配合されています。

前述にもあったように、グリセリンだけで保湿するのではなく、ヒアルロン酸やコラーゲン、その他いろいろな原料との組み合わせで保湿しています。

また、クリームウォッシュなら洗い上がりの保湿、ウォーターモイストコンフォートクリームなら洗顔後の保湿など、使う時のシチュエーションに応じて保湿感を変えて作っています。

使うその時その時で「気持ちがいい」と思える微妙なバランスが少しでも良くなるように…そう心がけて開発をしました。