「たいらです。」コーナー見てますと割と近めの仕事とは関係のない後輩から言われました。「いやいや内容みてよ」とはならず素直にうれしかったです。実はここに1番時間がかかることがある。
たいらです。
さて。
たくさん水を含んだり、よごれをさっぱりと落としてくれたり、乾燥からお肌を守ってくれたり様々なちからがあるモンモリロナイト。
私たちがお肌に最適!と信じて使っているのがモンモリロナイトという成分。
今回のお話はそのモンモリロナイトのでき方。
モンモリロナイトができるまでに必要な3つの要素とは?
キーワードのいい具合とは?
その結果できるモンモリロナイトの特徴とは?
そんなお話。
モンモリロナイトができるために必要な3つの要素とは?
モンモリロナイトとは粘土というカテゴリーに分けられる鉱物の一種です。
特徴がすこし変わっていて、電気的やその他の作用で肌の汚れやそれ以外にもいろいろなものをくるみ取ったり、保湿成分をつかんでいたり。
そんなモンモリロナイト、一朝一夕でできるわけではなくいろいろな要素が絡み合って出来上がっているのです。
複雑に絡みあうモンモリロナイトができるまでの要素を3つに分けてご紹介していきます。
モンモリロナイトができるために必要な要素① 動かないけどちょっと動く
モンモリロナイトがモンモリロナイトになる前の段階。つまりモンモリロナイトの元は火山が噴火したことで様々な場所に積もる火山灰です。
なかでもモンモリロナイトになるのは海底に積もる火山灰のみ。
しかも積もった火山灰は完全に動かないのではなく、閉じ込められて動けない、流れない、でも少しだけ動けるという「半閉鎖」状態が必要です。
「半閉鎖」状態の時、ゆっくりと少しづつですがモンモリロナイトの元は動きます。
そうするとトゲトゲだったモンモリロナイトの元となる火山灰はだんだん研磨されていきます。
ここで研磨されることにより、トゲトゲだった火山灰がなめらかで柔らかいモンモリロナイトになっていきます。
モンモリロナイトができるために必要な要素② 長~い時間
動かないけどちょっと動く状態の「モンモリロナイトのなりかけ」たち。
加えて必要な要素は長長~い時間。
「動かないけどちょっと動く」状態ですから、大きく流れたりはしません。
そのなかで、海の水が徐々に染みこんだり地殻変動などにより少しずつ力が加わったりなどを、約数千万年という長い時間繰り返すことにより徐々にモンモリロナイトになっていきます。
長い時間がかかることを「続成作用」と呼びます。
この長~い間「モンモリロナイトのなりかけ」は半閉鎖状態でもあるのでずっと海水に少しだけさらされ続けます。
この時モンモリロナイトはミネラルを吸収していきます。
モンモリロナイトができるために必要な要素③ いい具合の温度
モンモリロナイトができるまでに必要なこと。
長~い時間、そしてちょっとだけ動く「半閉鎖」状態で海底にとどまり続けた「モンモリロナイトのなりかけ」。
最後の要素はいい具合の温度です。マグマの活動などで発生した熱水効果により熱にずっとさらされ続けなくてはいけません。
とはいえ、マグマに近づきすぎたり何百度という高温にさらされ続けるのもいけません。ある程度(数十度)の温度が必要です。
モンモリロナイトができるポイントはある程度
モンモリロナイトは6500万年以上の間、「ある程度」のいい具合の温度の中で、「ある程度」の動かないけどちょっと動く。
つまり、火山の噴火などで温度が上がりすぎてもいけませんし、かといって周囲が冷えてしまってもいけません。
地殻変動で完全に露出して閉鎖性を失ってもダメですし、逆に完全に閉鎖してしまってももちろんできません。
非常に難しい条件を6500万年もの長い間続けてできたモンモリロナイト。
奇跡の産物と言えるのかもしれませんね。
奇跡の産物。モンモリロナイトの特徴は?
奇跡の産物ともいえるモンモリロナイト。その結果、非常にめずらしい構造と特徴を手に入れることができました。
長く半閉鎖の状態にいることにより、とがった粒子は角が取れやわらかな触り心地に。
それによりクリーム状にしたときはツブツブ感のない滑らかな状態に。
長く海にさらされることにより、もともと火山灰が持っているミネラルに海のミネラルが加わりお肌にぴったりのミネラルバランスに。
すべての要素が重なることにより、特殊な構造になり様々なものをくるみ込み汚れを落とすことができるようになりました。
マグマがたまり、爆発してできた火山灰に海のちからを加えたモンモリロナイト。そのちからはスキンケアにぴったりの特徴です。
その特徴を精一杯生かしてできたKURUMUスキンケアシリーズ。
体にもお顔にも自然にもやさしくKURUMUが目指す柔らか肌へ導きます。