KURUMUがスキンケアにぴったりの特徴と信じているのがモンモリロナイトいう種類の粘土。しかし世の中にはモンモリロナイト以外にもたくさんのクレイがあります。なかにはスキンケアにぴったりと言われるクレイも。
今回はモンモリロナイト以外でスキンケアによく使われるクレイの代表的なもののひとつ、ガスールを触ってみました。
ガスールの特徴とはどんなもの?
モンモリロナイトとどう違う?
そんなお話。
ガスールの産地や語源、触った感触とは?
ガスールはモロッコの一部で採れる粘土鉱物です。
モロッコでは古くから現在に至るまで女性たちがお水やハーブなどと練りこんだものをスキンケアやヘアパックとして使い、お肌や髪の毛を美しく保っているそうです。
アラビア語で「ラサラ Rassala」。「洗い清める」という意味が語源のガスール。
こんな感じの少し茶色っぽい粉です。
ガスールを調べてみるとモンモリロナイトの種類の1つということです。
つまりKURUMUで使っているモンモリロナイトと同じような働きができるのかな?
お水を抱え込むちからは??ということでお水と混ぜてみます。
【実験】ガスールクレイとモンモリロナイトの保持できるお水の量の違いとは?
2%溶液を作るべく、0.5gのガスールに24.5gのお水を入れます。
そしてかき回していきます。
※ 16倍速でお送りしています。
かき回すとお水に分散していきます。
しかし、かき回すのを止めてしまうとすぐにガスールが底に沈殿してしまいます。
モンモリロナイトも同じように0.5g用意します。
ココに同じように24.5gのお水を入れますがダマダマになってしまいます…
※ 16倍速でお送りしています。
スプーンや箸を使って混ぜていきます。
モンモリロナイトはあまりにもお水を抱きかかえるちからが強く「膨潤」といって膨らんでしまうため、中までお水が届かなくこうなってしまいます。
ですからダマの中はまだサラサラの乾いたモンモリロナイトが潜んでいます。
ぐるぐる混ぜているだけでは難しいので、スプーンを入れてダマを崩します。すると一応きれいに混ざりました。
ガスールと同じように3分待ちますが、ほとんど沈殿は見られません。
ガスールクレイとモンモリロナイトが保持できる水の量の実験でわかったことは?
ガスールとモンモリロナイト、2種類のクレイの2%溶液を作りました。
結果は明確に分かれ、ガスールはきっぱり沈殿してしまい、モンモリロナイトに沈殿はほとんど見られませんでした。
この結果を見ると、ガスールにはお水を抱え込むちからはほとんどないと言えるのではないでしょうか?
対するモンモリロナイトは沈殿もなく、まだまだお水を入れることが出来ます。
ということはどういうことか、まとめてみましょう。
■モンモリロナイト
お水を抱え込むちからが強い
→お水をたくさん保持する
→乾きにくい
→モンモリロナイト自身がお水を欲しない
→お肌を乾かさない(保湿してくれる)
■ガスール
お水を抱えることがほとんどできない
→お水をあまり保持していない
→ガスール自身がお水を欲する
→お肌の水分を吸ってしまう
→お肌が渇いてしまう
という流れになります。
ガスールはお水をほとんど保持できないせいで、長い時間お肌にのせていると乾いてしまうようです。
ただ、お肌にのせる時間さえ気を付ければしっかりと汚れを落とすことが出来るパックになります。
対するモンモリロナイトのパック。
お肌が渇きませんよ~と言っていた理由は「お水をたくさん保持できる」ところにあるわけですね。
モンモリロナイトで作ったKURUMUモイスチャーマスクのテクスチャーはこんな感じ。
クレイで心配されがちな乾燥もモンモリロナイトがたくさんお水を保持することによってしっとりとした仕上がりに。
赤ちゃんのようなやわらかお肌へ導きます。
加えて毛穴までしっかりと洗浄する秘密が。
毛穴の秘密やモイスチャーマスクのお肌にうれしい特徴についてはこちらから ↓
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※引用元 ナイアードwebsite