工作用の粘土とちがう?スキンケアで使われる粘土との違いとは?

KURUMUで使っている粘土は「モンモリロナイト」という種類の粘土(クレイ)です。
「粘土」と聞くと一番最初に思い浮かべるのは小さいときに触った粘土細工の粘土を思い浮かべる人も多いかも。ですが、粘土細工の粘土とKURUMUをはじめとしたクレイ商品に使われている、お肌にうれしいちからをたくさん持っている粘土は全くの別物。

では粘土細工に使う粘土とKURUMUがスキンケアには一番と信じて止まない、モンモリロナイトを中心とした化粧品でも利用される粘土。その大きな違いはなんでしょうか?

今回はそんなお話。

スキンケアに使われる粘土はどんなもの?

スキンケアで使われる粘土と粘土細工の粘土。大きな違いはどこにあるでしょうか?
まずは辞書で「粘土」と引いてみましょう。

岩石が風化や熱水作用によって分解してできた微細な粒子の集まり。地質学では粒径256分の1ミリ以下、土壌学では0.002ミリ以下をいう。水分を加えると粘着性と可塑性(かそせい)を示し、乾くと硬くなる。陶磁器・耐火物などの原料にする。ねばつち。

もともと岩だったものがいろいろあって分解してできた粒子が粘土。

大きさはすごく小さくて、水を加えるとねばねばしたり可塑性(??今回は割愛します)があって乾くと硬くなる。陶器などに使われている。
と辞書には書かれています。確かにモンモリロナイトもすごくキメが細やかでお水と混ぜると粘り気が出てきます

辞書を見ると、スキンケアで使われる粘土は元々岩だったということで、鉱物ということがわかります。

もうちょっと詳しくお話すると…

土壌にある土の一種の粘土は細かさでカテゴリーが変わります。

大きいほうから礫 → 砂 → シルト(ここまで物理的風化) → 粘土(科学的風化)となり、粘土の大きさになるとわずか0.0039ミリメートル。つまり粘土とは一番細かい鉱物ということです。


急に出てきた「科学的風化」という言葉。

粘土がもっとも小さくいろいろなちからを秘めているのにはこの科学的風化が重要で、礫、砂、シルトなどの「一次鉱物」が大変長い時間とさまざまな条件(科学的風化)を経て粘土へと変性して「二次鉱物」になっていきます。

粘土がどうやってできたか?科学的風化のお話をモンモリロナイトを例にとって詳しくお話しているリンクはコチラ ↓

スキンケアに使われる粘土は石の一種で「科学的風化」というもので細かくなってできていました。

では粘土細工の粘土はどんなものなのでしょうか?

粘土細工の粘土はどんなもの?その種類とは?

実は鉱物の一種で不思議な特徴を持つ粘土。
対する粘土細工の粘土は代表的なものとして紙粘土や油粘土が挙げられます。

紙粘土はパルプ(木からとれる紙などの原料)に油を混ぜたものが使われています。
油粘土は合成樹脂や小麦粉などと油を混ぜてできています。

上でお話したような地質学的に「粘土」と呼ばれるようなものは一切入っていません。粘り気のある、土のような姿からそう名付けられたそうですね。

紙粘土=油+パルプ    油粘土=油+小麦粉or合成樹脂

スキンケアに使われる粘土と粘土細工のちがいとは?

スキンケアで使われる粘土と粘土細工の粘土まとめると…

●モンモリロナイトを中心とするスキンケアに利用される粘土は鉱物、石
●粘土細工に使われる粘土は油に紙などを加えて作られたもの
●粘土細工の粘土にはスキンケアで使われる粘土は一切入っていない

という違いがありそうです。
粘土細工の粘土は化粧品には向いていなそうですもんね。ナットクでした。

KURUMUで使われている粘土の種類と特徴とは?

KURUMUでは数ある種類の粘土の中でも国産のモンモリロナイトにこだわって配合しています。

その特徴は粘土の中でも特に細かく滑らかなこと。加えてたくさんのお水や様々なものをくるみ込むことが出来ること。
その特徴を生かし、モンモリロナイトには汚れを「落とす」うるおいを「届ける」乾燥から「守る」お肌にうれしいちからを発揮します。

お肌の汚れをくるみ込むように落とすことですべすべなお肌に。やさしいヴェールでうるおいを届けて乾燥から守るのでしっとりと柔らか肌に導いてくれるモンモリロナイト。

モンモリロナイトですべすべで赤ちゃんのような柔らか肌へ。

KURUMUスキンケアシリーズ、詳しくははこちら

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