今回は「モンハミ」ストーリー第三弾。
◆モンモリロナイト歯磨きはどうやってできたの?これまでのあらすじ
幼いころからむし歯ができやすかったワタシの姉のために歯磨きの開発を決意したタイラ博士。
シンプルにモンモリロナイトクレイのちからを最大限に生かせる歯磨きという方向性を決めます。
究極にシンプルな粉のみを口に入れて失敗したり…などを繰り返し、ようやく原型ができてきました。
固さはどんなものがいいのかなぁ。を決めるところまでやっときました。
第一話はこちら
味がしない、泡が立たないモンモリロナイトの歯磨きはどうやってできたの?
第二話はこちら
泡が立たない、味がしないモンモリロナイト歯磨きはどうやってできたの?第二話
◆モンハミができるまで第三回『迷走?』
原型ができたモンモリロナイトと銀と水の歯みがき。どのくらいの固さがいいのか、開発の人みんなで決めていきます。
用意した固さはチューブから出してそのまま円柱が残るくらいから、さらさらの乳液くらいの固さのものまで数種類。
がやがやと色々な固さをみんなで試していきます。
一人の人がドロッとした固さの歯みがきをそのまま口に入れ、ぐちゅぐちゅとうがいを始めました。
そして一言「マウスウォッシュいいんじゃない?」
続けてほかのみんなもマウスウォッシュを試します。
口々に「意外といいかも」「面白い」等の声が聞こえてきます。
確かにドロドロした歯みがきでうがいをすると面白い。口の中すみずみまで回る感覚とでもいうのでしょうか?うがいをした後の歯のツルツル感も◎
これだ!ということでそれぞれ身近な人に試してもらうことにしました。
ところがどうでしょう…なんと評判はサイアクです。
「ドロドロが見た目気持ち悪い」や「口の中に入れた感じがキライ」などなど。
やはり僕らは粘土、モンモリロナイトに慣れすぎだったのでしょう。
普段からモンモリロナイトを触っていると最初のルックスの気持ち悪さは全く感じないし、口に入れるのも抵抗ありません。それは社内の人みんながそうでした。
ところがモンモリロナイトを聞いたことがない人はそうではありません。ドロドロしたものは気持ち悪いし、口に入れたくない。これが普通の人の感想です。
消費者の目線を忘れた悪い例になったのでした…反省反省!
ということでマウスウォッシュに行きかけた歯みがきプロジェクトはやっぱり普通の歯みがきとして、ある程度固い、歯ブラシに乗るくらいの固さに作ることが決まったのでした…
(とはいえ、気持ち悪いマウスウォッシュどこかで世に出せないか密かにに思ってます…)
次回へ続く