雪がすきです。雪が降るとみんな嫌そうな顔をするのですが、すきです。
「ディズニーランドが大好き!」というおじさんと同じイメージです。たいらです。
さて。
今日のテーマは尿素。
よく医薬品や医薬部外品のハンドクリームに含まれている成分です。
ガサガサになってしまった手に塗るとすべすべに!となるハンドクリームはかつて人気があったそうです。
しかし、今尿素を検索すると「尿素がNGの理由!」や「尿素で肌荒れに…」など書いてあるサイトが多くあります。
ということで今回のお話は尿素について。
尿素はお肌によくないの?
尿素入りのハンドクリームを塗っているとどんな影響が?
尿素のよいところはないの?
そんなお話。
◆かかとのガサガサクリームに配合される尿素とはどんな成分?
実は尿素は体の中に存在している成分です。
場所は私たちの皮膚。角質層と呼ばれるところにあるNMF(天然保湿因子)に約7%含まれています。
また、汗にも微量含まれています。
化粧品や医薬品などではハンドクリームによく配合され、「あかぎれ」や「しもやけ」などに効果があるとされています。
ハンドクリームとして医薬品や化粧品に使われる尿素。
では尿素を配合するとどのような働きをしてくれるのでしょうか?
◆ハンドクリームに使われる尿素のお肌への働きとは?
尿素はお肌にとってやさしい働きが大きく分けて2つあります。
その一つがお肌を保湿してくれるちから。
尿素はお水となじみやすく、うるおいを抱え込んでくれるのでお肌をしっとりとさせてくれます。
そしてもう一つの働きがお肌を柔らかくする「エモリエント効果」。
医薬品などに使われるハンドクリームには尿素が10~20%もしくはそれ以上含まれていて、タンパク質を分解する働きがあります。
乾燥して固くガサガサになってしまったお肌は古い角質が剥がれなくなった状態。
ガサガサになった角質はタンパク質の一種です。ガサガサなってしまった角質を分解してお肌を柔らかくツルツルにしてくれる働きが尿素にはあるのです。
しかし、尿素にはお肌にとって気を付けなくてはいけないことも。
果たしてそれはなんでしょうか?
◆手足の肌トラブルに尿素がなってしまう理由とは?
上記でも触れたガサガサなお肌を柔らかくしてくれる尿素。
その働きはうれしいものなのですが行き過ぎてしまうことも。
それが「お肌に塗るとき気を付けなくてはならない」理由です。
特に10%やそれ以上の尿素が配合されているとタンパク質を分解する働きがよく効き、何度か使うと「柔らかくなった」「ガサガサがなくなった」という感想が良く聞かれます。
しかし、調子がよいからといって使い続けるとガサガサの角質はもちろん元気なお肌まで分解をすることも。
そうするとお肌は薄くなってしまい、しっかりと保湿ができないバリア機能が弱いお肌になってしまいます。
尿素の配合が多いハンドクリームを使う場合は、ガサガサが落ち着いたら一度使用をやめるのがいいかもしれません。
…とはいいながら、KURUMUクリームウォッシュではなんと尿素を配合しています。
しかも毎日使ってもらいたクリームウォッシュにです。
しかし、敏感肌の方にも愛用者が多いクリームウォッシュ。その理由とは??
◆尿素が毎日使う洗顔料に使える理由にモンモリロナイトが関係している?
尿素は上記のように心配もあります。
しかし尿素は保湿やお肌のガサガサを柔らかくするにはとってもいい成分です。
洗顔料で尿素の柔らかくなる力、保湿力をどうしても使いたい…洗い流す洗顔料であること、そして配合量を少しに絞ることにします。
しかしそれだけでは尿素の刺激はなくなることはありませんでした。
それを実現したのがモンモリロナイトのちから。
様々なものを吸着することが出来るモンモリロナイト。
そのちからはメイクやほこりなどの汚れから保湿成分まで。
そしてお肌に困ってしまう尿素の刺激もくるみ取ることができるのです。
同じように界面活性剤の刺激もくるみ取ることが出来るモンモリロナイト。
とはいえ、あまりたくさんの量を配合するとどうしても刺激が出てしまいます。
モンモリロナイトと尿素の配合比に気を配り、何度も量を調整し、ついにここ!というバランスを見つけました。
そのおかげで尿素の働きのすばらしさはそのままにお肌にやさしくすることを可能にしました。
お肌にやさしいことはそのままに尿素のお肌をしっとりとさせる力、それはKURUMUが目指す柔らか肌に一役買ってくれています。
モンモリロナイトをはじめ、様々な成分のちからを借りて目指す「柔らか肌」。