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コラム

防腐剤について考える~フェノキシエタノールとは?~

Update 2018.05.30

防腐剤について考える~フェノキシエタノールとは?~

KURUMUシリーズでは防腐剤を使っています。
オーガニックコスメで防腐剤不使用のものがちょくちょくありますが、KURUMUに関しては防腐剤を使っています。
自然にあるものはどんなものでも腐る運命にあります。それは化粧品でも同じです。
もし腐らないものがたくさんあったら地球はパンクしちゃいます。
ただ、化粧品は作ってから半年や1年後にお客様のもとに届くことも少なくありません。
もしその時、腐敗が進んでしまった化粧品だったら大変です。もちろん使うことはできませんし、下手をしたら増殖した菌が健康に害を及ぼすことも考えられます。
そういう心配も考えて、化粧品では特別に決めていない限り3年間は持つように作られています。

◆防腐剤は必要?

ですから化粧品を安全に楽しく使うには防腐剤はどうしても必要になります。
ここでKURUMUは考えます。
3年間しっかりと安全に使える化粧品を作りたい。
でも、なるべく体にやさしく、刺激が少ない防腐剤を使いたい。
なによりもこの二つを優先したいと思いました。
そこで使う防腐剤は必ずしもオーガニックな原料ではないかもしれません。
「オーガニックではない」と頭ごなしに否定するのではなく、合成品でも体に刺激が少ないものもあればオーガニックでも使い方を間違えれば刺激になることもあります。
それをひとつひとつ吟味して、試して、失敗して、また吟味して…を繰り返して原料を配合しています。

◆モンモリロナイト化粧品の防腐は?

特にモンモリロナイトを使ったKURUMUの場合、防腐が難しいと言えます。モンモリロナイトは余分な皮脂や保湿成分、さらにはオイルまで、様々なものを抱きかかえる特徴があります。
そのなんでも包み込む特徴は防腐剤も例外ではありません。防腐剤の防腐力すら包んでしまい効果を発揮しないことがよくあります。
この特徴も理解し、常に少しでも良くなるように…と考えています。

◆化粧品の防腐は組み合わせ

現在KURUMUで防腐の中心になっているのは「フェノキシエタノール」という原料です。
フェノキシエタノールは緑茶(玉露)に含まれる「グリコールエーテル」という成分が由来の防腐剤です。
フェノキシエタノールは名前に「エタノール」が含まれているのでアルコールなの?とよく聞かれます。しかし、フェノキシエタノールとアルコールは全くの別物です。
エタノール、アルコールと呼ばれるものは化粧品の裏面では「エチルアルコール」「エタノール」という名で表示されます。

フェノキシエタノールは天然に含まれる成分であることからオーガニック化粧品でよく使われています。

そこに保湿の目的のためにBGやエチルヘキシルグリセリンなどを配合するのですが、これらは防腐の役割もしてくれます。そしてそれらを組み合わせることによって防腐の効果がパワーアップしたり、菌が増えづらくなったりします。そうすることによって防腐剤の量も減らすことができるのです。

安全に快適に楽しくKURUMUを使ってもらうこと。なるべく刺激を少なく作ること。化粧品はその矛盾したバランスがとても大事です。少しでも良くなるように…いつも考えていることです。